罰ゲーム 2
 着替えを済ませたナオは、午後2時頃俺の家にやってきた。
茶の間にインターフォンが鳴り響くと、俺はすぐに玄関へ走ってナオを迎え入れた。
ナオは中学校へ入学してから急にオシャレになった。
小学生の頃は平気で膝に穴の開いたジャージを身に着けていたのに、この日の彼はビンテージもののジーンズをはいて俺の所へやってきた。
ダボッとしたそのジーンズはかっこよく色褪せていた。しかもその上に羽織っているパーカーはちょっと高級なブランドものだった。
ナオがやってくると、俺はすぐに彼を自分の部屋へ案内した。案内といっても、ただ一緒に歩いて部屋へ連れてきただけだ。
「入れよ」
そう言って部屋のドアを開けると、ナオが眩しそうに目を細めた。 ドアの正面には大きな窓がある。彼はそこから入り込む明るい日差しに一瞬幻惑されたようだった。
俺の部屋は昔から日当たりが良すぎた。そのおかげで窓際のベッドはいつもポカポカしていた。 わざわざ布団を干さなくても、俺の寝床は年中温かいのだ。
茶色い板張りの床は、太陽の日差しの当たる部分だけ色が薄くなっていた。 でもナオのジーンズのようにかっこよく色褪せているというわけではなかった。
ナオは俺とのゲーム対戦の舞台を整えるため、押し入れの前に重ねて置いてある座布団を持ち出してそれを20インチのテレビの前に2枚並べて敷いた。
彼が床の上に座布団を敷くと、舞い上がった埃が午後の日差しの中で踊っていた。
俺は彼が敷いてくれた座布団の上に座ってテレビの電源を入れ、テレビ台の横の棚からゲーム機を引っ張り出して絡み合うコントローラーのコードを真っ直ぐに伸ばし始めた。
この時テレビにはゲームのオープニング画面が映っていた。

 「ナオ、始めるぞ」
俺が声を掛けると、ナオはすぐ隣にやってきて緑色の座布団に腰を下ろした。 そして俺はすぐにコントローラーを操り、ゲームのスタート画面をテレビに映し出した。
俺とナオが最近凝っているのは文字通り対戦型ゲームだった。 それは四角いフィールドの中で戦う相手にパンチやキックを繰り出し、相手を倒せば勝ちという単純なものだったが、 このゲームのおもしろいのは画面の中で戦うキャラクターを自分とそっくりな姿に作り出せるという所だった。
ナオはキャラクターを作る画面をテレビに映し出し、 たくさんあるキャラクターサンプルの中から面長で大きな目をした顔の男を選んだ。そしてナオはそのボディーを自分によく似た細身のものにすると決めていた。
彼のお気に入りのコスチュームは真っ白な柔道着だった。 彼はテレビ画面の中で動き回る自分そっくりな男の腰に黒帯を巻き、そのキャラクターを自由自在に操るのだった。
でも俺の方はわりと気まぐれで、その日の気分でいろんなキャラクターを作り出す事に決めていた。
この日の俺は顎の尖った顔の男を選び、彼に筋肉質なボディーを与える事にした。 コスチュームを選ぶのは面倒だったから、体にフィットする真っ黒な洋服を適当に着せてやった。
俺が作り出したバーチャルな男はちっとも自分に似ていなかったけど、そんな事は気にも留めなかった。

 2人の戦士が揃うと、四角いフィールドの中で戦う両者が睨み合った。
これで俺がスタートボタンを押せば、ナオとのバーチャルな戦いが始まる。
俺は両手でしっかりとコントローラーを握り締め、隣に座るナオにいつもの質問を投げ掛けた。
「ナオ、今日の罰ゲームは何にする?」
この時ナオは俺と同じようにコントローラーを手にしてすっかり戦闘モードに入っていた。
でもナオの気持ちの中には間違いなくいつもと違う何かが存在していたのだ。 その後彼が口にした驚くべき言葉は、まさしくそれを裏付けるものだった。
「…負けた方がおもらしするっていうのはどう?」
「えっ !?」
ナオの提案に、俺は思わず声を上げてしまった。
俺たちはゲームで対戦する時必ず負けた方に罰ゲームを科す事にしていた。
これまでに行った罰ゲームには様々なものがあった。 近所の頑固オヤジの家へ行ってピンポンダッシュをするとか、負けた方が勝った方にプロレスの技をかけられるとか…いつもの罰ゲームはだいたいそんなものだった。 なのに、この日のナオは突然そんな過激な罰ゲームを俺に提案したのだった。
俺は最初、冗談かと思って半分笑いながら彼の顔を見つめた。でもナオの表情は真剣そのものだった。
彼は探るような目つきで俺を見つめ、俺がうなずくのをじっと待っているようだった。 前歯で下唇をきつく噛むのは、彼が緊張している時に行う癖だった。
「…ごめん。やっぱり違うのにしようか」
俺がしばらく返事を渋っていると、ナオは俯いて小さくそう言った。その口調には彼の残念そうな思いが微かに感じられた。
ナオが俯くと、肩の上で跳ねている長めの髪が彼の表情を覆い隠した。 窓から入り込む午後の日差しが、彼の長い髪を白く照らしていた。

 俺はその時、横断歩道の手前でおもらしした少年の事を思い出していた。
ナオが突然過激な罰ゲームを提案したのは、あの少年の行いが彼になんらかの影響を与えたためだと思われた。
すごくおかしな事だけど、俺はその後頭の中でナオがおもらしする様子を思い描いた。
頭の中のバーチャルなナオは、座布団の上にたっぷりおもらしして泣いていた。
オシャレな彼のジーンズは股のあたりがしっとりと濡れ、緑色の座布団が水を吸って黒に近い色へと変化を遂げる。
本気でその様子を想像した時、俺の体に微妙な変化が訪れた。 俺の股間にぶら下がるものが、突然ムクムクと頭をもたげ始めたのだった。
俺はこの時、ナオが本当におもらしする所を絶対に見てやりたいと思った。そして俺は彼の提案を受け入れる事にしたのだった。
「いや、いいよ。今日の罰ゲームはそれにしよう」
俺が小さくそう言うと、俯いていたナオがゆっくりと面長な顔を上げた。その時彼は恥ずかしそうに頬を染めていた。

 「俺、絶対負けないからな」
コントローラーを強く握ってそう言うと、ナオが白い歯を見せてにっこりと微笑んだ。
「僕だって負けないよ」
俺たちは笑顔で見つめ合い、いつものように罰ゲームの取り決めを交わした。
そして俺は、遂にゲームのスタートボタンを押した。

*   *   *

 テレビ画面には柔道着を着たバーチャルなナオと黒い洋服を着たバーチャルな俺が映し出され、互いに一歩も譲らぬ攻防を 繰り返していた。
バン、ドカッ、バン…
バーチャルな俺たちがパンチやキックを繰り出すと、そのたびに部屋の中にゲームの効果音が響き渡った。
テレビ画面の上部には2人の戦士のスタミナを示す赤いバーが表示されていて、敵に効果的なダメージを与えると相手のスタミナを 奪い取る仕組みになっていた。
このゲームに慣れている俺たちの戦いがどちらかのKO勝ちで終わる事は稀だった。 ゲームの勝敗は、ほとんどの場合がどちらかのスタミナがゼロになった時に決まる。スタミナがゼロになると、それはすなわちキャラクターの死を意味する。 つまり、このゲームでナオに勝つためにはとめどなく相手を攻撃し続けてどんどんスタミナを奪い取る以外に方法がないのだった。
しばらく戦いを続けると、俺はバーチャルなナオのスタミナを半分ぐらい奪い取る事に成功した。 でも途中で激しい逆襲を受け、今度は自分のスタミナが半分以下に減ってしまった。

 俺たちの戦いはなかなか決着がつかなかった。
瞬きもせずに四角いフィールドで戦う2人の動きをじっと見つめていると、そのうちにだんだん目が渇いてきた。
フィールドの中を素早く動き回る戦士の姿が時々霞んで見えた。2人のスタミナを示す真っ赤なバーは目に痛かった。 そしてコントローラーを操る指もしだいに疲れてきた。
このままではやばい。
そう思った俺はこん身の力を込めて親指と人差し指を小刻みに動かし、少しでも相手にダメージを与えられるように必死でがんばった。
ナオはキックが得意で、どんどんスタミナが減っていく俺に何度も何度も飛び蹴りを浴びせてきた。
ドカッ、ドカッ、ドカッ…
ナオに連続して飛び蹴りを食らうと、ゲームの効果音が何度も続いて部屋の中に響いた。 バーチャルな俺が腹を蹴られると、本物の俺までなんとなく腹が痛くなってきた。
この時はとにかくゲームに勝つ事に必死で、ナオの様子を伺う余裕なんてこれっぽっちもなかった。
俺は今までこれほどゲームに勝ちたいと思った事はなかった。 俺とナオの対戦成績はほとんど五分五分だったけど、この時の俺は自分が負ける事なんか全然考えていなかった。 とにかく俺はどうしてもナオがおもらしする様子を間近で見てみたかったのだ。

 その後も戦いは続き、明るい部屋の空気はすごく緊迫していた。
バン、バン…
その音が続かない事で、俺は少しだけ焦った。
俺は途中で手に汗をかいてしまい、そのせいでコントローラーを操る指が何度も滑ってしまった。 気持ちの中では連続して5回のパンチを繰り出しているのに、それが実際に相手に当たったのはたったの2回だけだった。
赤いバーで示された俺のスタミナは徐々に徐々に減っていった。 もっと素早く動きたいのに、黒服の俺はスタミナが減ったせいですっかり動きが鈍くなってしまった。
俺のスタミナがほとんどゼロに近づいた時、恐らくナオは勝ちを確信していた事だろう。
でも、その後奇跡が起こった。
恐らくナオも手に汗をかいていて、その時指が滑ってしまったに違いない。
とどめを刺すつもりで繰り出したナオの飛び蹴りは見事に失敗してその足が宙に浮いた。 バーチャルなナオは四角いフィールドの真ん中にぶざまに倒れ、その頭の上には黄色い星がキラキラと輝いていた。
今だ!
そう思った俺は最後の力を振り絞ってコントローラーを操り、仰向けで倒れているナオに馬乗りになって何度も何度もパンチを浴びせた。
ナオのスタミナはどんどん減り続け、やがてその数値がゼロを示した。

GAME OVER

真っ黒なテレビ画面の真ん中にその黄色い文字が躍った時、俺はやっと黒いコントローラーを手放した。 その時はもう体中が汗だくだった。掌にじわっと滲む汗は座布団の表面にこすり付けて拭き取った。
そして俺は隣に座るナオの様子を観察した。
彼は何も言わず、ただ放心したように GAME OVER の文字を見つめていた。
ナオの額に光る汗が、一粒頬の上へ流れ落ちた。

*   *   *

 2つのコントローラーはすでに板張りの床の上に投げ出されていた。
俺とナオは互いに座布団の上に座ったままで向き合い、しばらく気まずい時間を過ごしていた。
午後の日差しが不安げなナオの大きな目をぼんやりと照らしていた。 ナオは前歯でしっかりと下唇を噛み締め、両手は膝の上で拳を握っていた。
この時テレビの画面にはまだしっかり GAME OVER という文字が映し出されていた。 その黄色の文字列は、明るい部屋の中で向き合う俺たちを見守っているかのようだった。

 「おしっこ出る?」
遠慮がちにそう聞くと、ナオがシクシクと泣き出してしまった。彼の涙は目の大きさに比例してとても大粒なものだった。 真っ白な彼の頬に、次々と特大の雫が零れ落ちた。
「本当におもらししなきゃダメ?」
その涙声が俺の胸をチクリと刺した。
彼の方から言い出した事とはいえ、中学生になった少年が人前でおもらしするのは相当きつい罰ゲームだった。
俺は彼が少しかわいそうに思えたけど、やっぱりどうしてもナオのおもらしが見たかった。
「この事は2人だけの秘密にしよう。だったら平気だろ?」
俺はできるだけ優しくそう言ったつもりだったけど、ナオはその後更に激しく泣き出した。 彼は両手で頬に零れ落ちる涙を拭い、赤ちゃんのようにしゃくり上げて泣いていた。
そんな彼におもらしを強要する俺はまるで鬼のようだったけど、俺の体はナオのおもらしを欲して止まなかった。
ナオが気付いていたかどうかは分からないけど、俺のあそこはこれ以上ないというぐらい大きく膨らんでいた。
股間を膨らませた少年としゃくり上げて泣く少年が明るい部屋で向き合う様子は、とても奇妙なものだった。

 ナオはその後もしばらく泣き続けていた。色白なナオの顔はしだいに涙でグチャグチャになっていった。
俺は延々と泣き続けるナオが本当に不憫になり、やがて罰ゲームを破棄する宣言をしようとした。 でもその後ナオが口にした言葉で再び俺の気が変わった。
「着替えも持ってないし…このジーンズ、濡らしたくない」
彼は力なく両手を下ろし、涙をいっぱいためた目で真っ直ぐに俺を見つめた。
この時、ナオの潤んだ目と濡れた白い頬が俺の欲求を再燃させた。
俺はふと思ったのだ。 ナオはおもらしする事が嫌で泣いていたのではなく、ただビンテージもののジーンズを濡らしたくないだけだったのではないか…と。

 そして俺は閃いた。その閃きは完璧に思えた。ナオがジーンズを濡らさずにおもらしするにはこれが1番だと思った。
俺はナオを元気付けるために2〜3度彼の頭を撫で、それから立ち上がってベッドの横の押し入れに近づいた。
押し入れの中の黒い衣装ケースを開けると、そこには冬物の洋服がぎっしり詰まっていた。
白いセーターや赤いブルゾン。俺はその下に手を入れ、二つ折りにした白いビニール袋を取り出してその中身を覗いた。
そこには5枚の紙オムツが入っていた。俺はドキドキしながらそのうちの1枚をしっかりと右手で掴んだ。
「ナオ、安心して。これを使えばジーンズを濡らさなくて済むよ」
俺は再びナオの正面に座り、彼の目の前に真っ白な紙オムツをかざした。 するとナオは驚いたように目を見開き、それと同時に涙がピタリと止まったようだった。
「ど…どうしてそんな物持ってるの?」
彼はしっかりと俺の目を見つめ、声を裏返してそう言った。
ナオが驚くのは当然の事のように思えた。そして俺は自分の部屋に紙オムツが置いてある理由を素直に打ち明けた。
「俺の弟、まだオネショするんだ。毎晩弟にオムツを着けてやるのは俺の仕事なんだよ」
するとナオはゴクリとつばを飲み、視線を俺の手の中にある真っ白な紙オムツへ向けた。
俺はナオがその気になっていく様子をそばでじっと観察していた。 彼は最初は戸惑った表情を見せたが、その顔はしだいに変化していき、最終的には白く輝く紙オムツを眩しそうに見つめるようになった。
俺はもう我慢ができなかった。 早くナオがおもらしする所を見てみたかった。だから俺は少し強引に彼を立ち上がらせ、ナオをベッドへ案内した。

 「ねぇ、それどうするの?」
ナオはベッドの横に立って俺が手にする紙オムツを見つめ、そんな当たり前な質問をした。
『もう分かってるくせに。本当はこれを着けてみたいと思ってるくせに』
俺はそう言いたいのをぐっと堪え、当たり前な質問に当たり前な答えを返した。
「ナオが着けるに決まってるだろ?ほら、早くここに寝て」
「いや…」
強引に彼をベッドへ押し倒そうとすると、ナオはそう言って僅かな抵抗を見せた。でもナオの抵抗は恐らく形式的なものだった。 その証拠に俺はあっさりとナオをベッドへ寝かせる事に成功した。
ベッドの上の布団はいつものように心地よく温まっていた。ナオが横たわると、ピンと張られていた白いシーツに少しだけシワが寄った。
そして俺はナオの抵抗が緩いもう1つの訳を知った。彼はこの時、仰向けになって右手で強く股間を押さえたのだ。
「おしっこ出そう」
股間を押さえる彼は眉間にシワを寄せてきつく目を閉じた。ナオはすでに強い尿意を感じ始めていたのだ。
あまり派手に抵抗すると何かの弾みでおしっこが溢れ出し、お気に入りのジーンズを濡らしてしまうかもしれない。 ナオはそれを恐れてほとんど抵抗を見せなかったようだ。
俺はベッドの上に正座して少しの間彼を観察した。いつも優しげな彼の顔はおしっこを我慢する悲痛な表情に変わっていた。
午後の明るい日差しがナオの眉間のシワを俺の目にしっかりと焼き付けた。彼の頬は少し赤く染まり、真っ白な額には汗が滲んでいた。

 俺は真っ白な紙オムツを握り締め、興奮している自分を悟られないよう冷静にナオに声をかけた。
「そのまま動かないで。今すぐオムツを着けてあげるから」
彼は尿意を堪えるために足腰を小刻みに揺らしていた。ナオの我慢は限界に近づいているようだった。
俺はすぐに彼のジーンズのジッパーを下ろし、パンツと一緒にそれを膝のあたりまでずり下げた。
すると、明るい日差しの下にナオの男の証しが晒された。 おしっこがたまっているせいか、それは少し膨らんで半分立ち上がっていた。その周りには薄っすらとヘアーが存在していた。
ナオのそれを見た時、動悸が激しくなっていくのが自分でもよく分かった。 半分立ち上がっているそれは真っ直ぐ俺の方を向いていた。ナオに限界が訪れた時、その先端から大量の水が溢れ出す。 それを想像すると股間がカッと熱くなるのを感じた。
「早く。もれちゃうよ」
一瞬ナオのそれに見とれていると、きつく目を閉じた彼が両足を蹴ってベッドの隅にジーンズを投げ飛ばした。 それからナオは自分のものを直に右手で強く押さえつけた。
俺はこの時よからぬ事を考えていた。 一瞬頭の中でナオの指の隙間からおしっこが溢れ出す様子を想像してしまったのだ。
このままナオをベッドに押さえつけておけば、きっと数分後にその時はやってくる。
5本の指の隙間から溢れ出す水は、大きく音を立てて白いシーツの上に流れ落ちるだろう。 午後の日差しはその様子をしっかりと俺の目に映し出してくれるだろう…
「ねぇ…オムツして」
股間を熱くしながらあれこれ考えていると、仰向けになったナオが薄っすらと目を開けてオムツのおねだりをした。
甘えた声でそう言うナオはまるで天使のようだった。真っ白な肌をした天使は、明るい光が似合うのだ。

 「ナオ、足開いて」
紙オムツを片手にそう言うと、ナオは2本の足を簡単に大きく開いてくれた。この時ナオは明らかにオムツを欲していた。
日に焼けていない彼の足は牛乳みたいに白かった。俺はナオの両膝を折り曲げ、 2本の足の間に座り込んで真っ白な紙オムツをシーツの上に敷いた。
それをグイグイとナオの尻の下へ入れようとすると、オムツを欲した彼は右手を股間に当てたまま急いで尻を持ち上げた。
「いい子だね、ナオ」
その仕草を褒めてやると、ナオの頬が更に赤くなったような気がした。
この時ナオは体中に汗をかいていた。顔だけではなく、折り曲げた両膝の下や太もものあたりにまで汗が光っていた。
紙オムツの装着を急ぐ俺ももちろん汗だくだった。俺は何度も額の汗を拭いながらものすごいスピードで作業を進めた。
股間を押さえる彼の手をそっと払い除け、半分立ち上がったナオのものとまだ完全に生え揃っていないヘアーを白いもので覆う。
その瞬間は、すごく興奮した。
紙オムツを装着しながらおしっこを我慢するナオの顔を見下ろすと、額に光る汗がさっきより増えている事が分かった。
前歯で下唇を噛んでおしっこを我慢する彼は、本物の天使のように可愛かった。
俺は彼に紙オムツをセットした後、もう一度その上からビンテージもののジーンズをはかせてやった。 オムツの上からジーンズをはかせると、尻のあたりが少しゴワゴワしているようだった。
俺はできればナオが自然におもらしする所を見たかったのだ。 本当は紙オムツなんか装着せず、しっかりジーンズを濡らしてほしかった。 この時ナオがおもらししても紙オムツがすべてを吸い取る事は分かっていた。それでも一応はちゃんとジーンズをはいた状態でおもらししてもらおうと思ったのだ。
ナオにジーンズをはかせてすっかり準備を整えると、彼の両膝をもう一度折り曲げて2本の足を大きく開かせた。 俺はもう一度しっかりその間に座り込み、彼を見下ろしてその時を待った。

 この時俺はおかしな事に気づいていた。
ナオは顔を窓の方に向けて右手の小指をしゃぶっていた。オムツを着けた彼は、この時すっかり赤ちゃん返りをしていたのだ。
小指をしゃぶるナオの姿を見ると、今まで以上に興奮した。そして下半身がものすごくムズムズしてきた。
とても信じられないけど、これは現実だった。
ナオは午後の日差しを浴びてベッドの上に仰向けになっていた。 甘えた声でオムツを要求し、しっかりと指をおしゃぶりし、赤ちゃんがオムツを着ける時のスタイルでたしかに俺の目の前にいた。
彼は軽く目を閉じた状態で何度も何度も小指をしゃぶり、俺と一緒にその時を待っているようだった。
シャーーーーッ
やがて静かだった部屋にその音が響いた。我慢の限界を超えたナオは遂におもらししてしまったのだ。
俺はナオのおしっこの音を聞きながらずっと彼の顔を観察していた。
我慢から解放されたナオは、さっきまでと違ってすごくリラックスしているように見えた。眉間のシワももう消えていた。
彼はすごく気持ちよさそうな顔をして紙オムツに放尿していた。 午後の日差しを浴び、天使のように穏やかな表情を見せ、体の力を抜いてひっそりとおもらししていた。
ナオの舌は、その間ずっと右手の小指をしゃぶっていた。
俺はこの時股間が爆発しそうなほど膨れ上がり、有り余る興奮を本当に抑えきれなくなりそうだった。
この後俺にはまだ大事な仕事が残っていた。ナオのおもらしが済んだら、びっしょり濡れた紙オムツを外して彼のあそこを拭いてやらなければならない。
でも…そんな事をしたら自分が壊れてしまいそうな気がした。
こんなに俺を悩ませるナオは、まだ涼しい顔でおもらしを続けていた。
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